異物除去

分泌物、異物による気道閉塞と異物除去
声が出せない場合、また呼吸音が聞こえても、ゴロゴロやヒューヒューといった音がする場合は、異物などによる気道閉塞も考えられます。
異物(食物・吐物・血液など)があり自力で喀出で着ない場合は腹部突き上げ法(ハイムリック法)、背部叩打法などで除去を試みます。

1.腹部突き上げ法(ハイムリック法)

反応のある場合に、気道内の異物を除去する方法です。救助者は傷病者の後ろに回り、片方の手で握りこぶしを作って脇の下を通して親指側を傷病者のみぞおちのやや下方に当てます。もう一方の手でその握りこぶしを握り、すばやく内上方に向かって圧迫するように押し上げます。
この方法には、立位の場合と坐位の場合があります。
傷病者が仰臥位の場合、救助者は傷病者の大腿部にまたがり、片方の手掌基部を傷病者のみぞおちのやや下方に当て、もう一方の手をその上にのせて、内上方に向けてすばやく圧迫します。

2.背部叩打法

おもに気道内異物の除去に行われる方法で、立位または坐位で傷病者のやや後方から片方の手で傷病者の前胸壁を支えてうつむかせ、他方の手の手掌基部で両側肩甲骨間を数回力強く迅速に連続して叩きます。
腹臥位の傷病者の場合は、救助者はひざまずき、傷病者を自分の方にむけて側臥位にし、傷病者の両側肩甲骨間を叩きます。

止血
出血部位を確認したら、ガーゼやハンカチなどを重ねて出血部位にあて、その上を圧迫する。
(直接圧迫止血法)
圧迫にもかかわらず、ガーゼが血液で濡れてくる理由として、圧迫位置がずれている・圧迫する力が弱いなどが考えられます。直接圧迫止血法では出血部位を確実に押さえることが重要。

やけどに対する冷却と水疱(水ぶくれ)の保護
やけどに対する冷却は、痛みを和らげ、やけどの深さ、腫れ、感染そして手術の必要性を減らします。このため、受傷後、速やかに水道の流水で痛みが和らぐまで冷やしてください。ただし、氷や氷水により長時間冷却することは、かえって害になることがあります。やけどの範囲が広い場合、全体を冷却し続けると体温をひどく下げる可能性があるので、10分以上の冷却は避けてください。
水疱(水ぶくれ)は傷口を保護する効果をもっています。水疱ができている場合はそのままにしてつぶれないようにそっとガーゼなどで覆い、医療機関を受診してください。